年収550万の会社を4ヶ月で辞めて、今は480万。
70万下がった。

「年収下げて生活きつくないの」

そう聞かれることがあります。でも家計はまわってます。節約を頑張っているわけでも、家計簿をつけているわけでもない。
投資もほったらかし。
「戦略」とタイトルに書いたけど、中身は頑張らない家計の話です。

お金を増やそうと必死になると、時間とメンタルを削られる。
それで懲りた経験があります。今は全部ほったらかしにして、代わりに16:30退勤の生活を手に入れました。
年収より平穏を選んだ結果、むしろ家計が安定しています。
なぜそうなるのか、順番に書きます。

年収を70万下げても家計はまわる

月に換算すると70万の差は約5.8万円。
手取りで言えばもう少し差は縮まります。

なぜ70万下げる判断をしたかはこの記事に書いた

正直なところ、それだけです。
月6万弱の差を「たった」と言うつもりはないけど、共働きなので守りがある。もともと生活コストを上げてこなかった。この2つが揃っていれば、70万ダウンは乗り越えられます。

もうひとつ大きいのが、4社目の550万は残業込みの数字だったことです。4社目では月30〜40時間の残業をしていました。
今の480万はほぼ残業なし。
時給で計算し直すと、数字の差ほど実態は変わりません。

ほげほげしてたら早々に内定がでて草
年収550万円 今より140万円も上がる
残業と仕事についていけるかが不安だな(2023年10月)

4社目に入る前の日記です。あのときは「140万アップ」と書いた。
でも残業込みの計算だったし、そもそも4ヶ月で辞めたので意味がなかった。

共働きで財布は別

家計の守りは共働きにあります。妻の収入額をここに書くつもりはないけど、共働きというのは片方が揺れても家計が死なない構造です。

財布は完全に別。家賃と光熱費は折半。その他の細かいところは気にしません。家計簿もつけていない。どちらが何を払ったかを毎回精算する手間もない。「だいたい半々」で運用しています。

これが楽さの根拠です。
家計管理を頑張ろうとすると、数字を追いかける時間と手間がかかる。それ自体がコストです。ざっくり折半して後は気にしない運用のほうが長続きします。

節約らしい節約はしてない

節約を意識してはいないけど、お金がかからない習慣が自然に積み重なっています。

会社で水ばかり飲む。 現職の職場に浄水器があって、水が飲み放題です。自販機で飲み物を買う習慣がそもそもない。外で飲み物を買うことはほぼありません。

楽天でまとめ買い。 日用品は楽天のセール日にまとめて買います。ポイントを管理するほど熱心ではないけど、買うタイミングをセール日に寄せるだけで違います。

休日は家でアマプラに溺れる。 アマプラは月1,000円もかからない。それだけで週末はだいたい潰れます。金のかかる趣味がそもそもない。アニメにドラマにお世話になっております。

食事も似たようなものです。業務スーパーで胸肉と冷凍ブロッコリーを大量に買い込んで、朝と昼はいつも同じようなメシ。晩は妻と食べます。

ただし、外で飲むのはケチらない。 友人に誘われたら行きます。とはいえ行く店はトリキレベル。もともと高い店に行く習慣がない。だから付き合いを断る理由がない。ここでケチって誘いを断るほうが、自分には損です。

株でメンタルを削って気づいたこと

この記事の本題はここです。

値上がり狙いのビギナーズラックで味をしめた

30歳になったタイミングで株を始めました。最初は「とりあえずやってみよう」程度の動機です。

30歳になり、何か始めようと思い株を始めた。(中略)2周読んで、なんとなくわかった気になりとりあえず株を買ってみた。
わかったことはセンスがない時間がない金もない。(2021年2月)

最初の日記がこれです。「センスがない 時間がない 金もない」。
正直すぎる。でも最初に買った日本株がたまたま値上がりした。
少し勝って、調子に乗りました。

儲けた金額はここには書きません。
大した額でもないし、書くと「どれを買えば儲かるか」の話になってしまう。それが言いたいんじゃなくて、ビギナーズラックで変な自信がついたというのが言いたいことです。

別の銘柄に手を出したら仕事中も株価が気になって消耗した

調子に乗って別の日本株に手を出しました。3社目に勤めていた頃の話です。

仕事中に株価が気になりました。
スマホを開けない状況でも頭の中に株価がちらつく。昼休みにチェックして、上がってたら安心して下がってたら焦る。
仕事に集中できていないのがわかっていながら止められない。

これは本当にバカな状態でした。
日中ずっとソワソワしながら定時まで過ごして、帰ってから確認して、また翌朝まで引きずる。「お金を増やすために株をやっている」はずなのに、時間もメンタルも削られていました。

センスも時間もない人間が値動きを追っても何もいいことがない。お金を増やそうとして心の平穏を削るのは完全に本末転倒でした。

最初の儲けも気づけば溶けて、トータルではプラマイゼロくらい。手元に残ったのは消耗だけでした。そこでやめました。

ほったらかしインデックスに戻した

値上がり狙いはやめました。理由は単純で、見なくていい仕組みのほうが自分に合っているからです。

インデックスの積立投資なら、毎月決まった額が自動で引き落とされる。週次でチェックする必要がない。日中に株価を気にしなくていい。長期で持つ前提なので、一時的に下がっても動かなくていい。仕事中に余計なことを考えなくて済む。

「ほったらかし」は見なくていい仕組みを選んだ結果です。難しいことは何もやっていない。楽したいという動機に直結しています。

NISAは自分の口座で月5万

全世界と米国を2本 淡々と積むだけ

NISAはつみたて投資枠のみで使っています。全世界のインデックスと米国のインデックスを2本。合わせて月5万。それだけです。

このブログ全体の流れは軸記事にまとめている

どちらの商品名も書きません。書くと「これを買えば儲かる」の文脈になるので。どちらも有名な低コストのインデックスファンドで、証券会社で「つみたて対象」として出てくるものの中から選んでいます。それで十分です。

銘柄の中身を気にするのは最初だけでいい。あとは自動引き落としにして、見ない。毎月口座に積まれていくのを年に何回か眺めるくらいでいいです。それ以上やることがない。

積立額を決めるときに考えたのは、「毎月5万出していっても生活が苦しくならないか」だけです。計算上は余裕があったので5万にした。それだけです。複利がどうとか20年後のシミュレーションがどうとかを細かく計算する気力は最初からありませんでした。

個別株は配当と優待で十分

値上がり狙いの個別株はやめましたが、個別株をゼロにしたわけではありません。今は配当と株主優待狙いで少額だけ持っています。

値動きを気にしなくていい分、メンタルの消耗がない。年に1〜2回、配当が入ったり優待が届いたりしたときにちょっとニヤッとする。それだけで十分です。大きく増やそうという気持ちはもうない。

「これを買えば儲かる」という話はここではしません。銘柄も書きません。ポイントは値上がり狙いをやめたということだけです。

iDeCoはまだやってない

iDeCoはまだやっていません。正直に書きます。

やりたい理由は節税です。掛金が全額所得控除になる仕組みで、月1万円なら年に数万円規模で税金が浮くらしい(正確な額は人の税率しだいなので各自で確認してください)。

使えるお金が減るわけじゃない。老後に回しながら今の税金も下がる。使わない理由がないです。

なのになぜまだやっていないか。単純に手続きが面倒で後回しにしています。口座開設、金融機関の選定、商品選び。どれも「いつでもできるな」と思うと手が止まる。典型的な先延ばしです。

ここは正直に言うと、「やらない選択」ではないです。年収を下げたのも株を見るのをやめたのも、自分にとって得だと判断して選んだこと。でもiDeCoは、得だとわかっていてまだ動けていないだけ。これはぬるま湯(=無理しない選択)じゃなくて、ただの先延ばしです。やります。本当に。

頑張らない家計が一番続く

この記事のポイントをまとめます。

  • 年収70万ダウンは、共働きの守りで吸収できる
  • 財布は別、だいたい折半、家計簿なしで十分回る
  • 節約は意識してないが、金のかかる趣味がそもそもない
  • 株でメンタルを削った経験から、ほったらかしインデックスに移行した
  • NISAは月5万、全世界+米国の2本、つみたて投資枠のみ
  • 個別株は配当・優待の少額のみ。値上がり狙いはやめた
  • iDeCoはまだやってない。でもやりたい(節税目的)

家計を頑張ろうとすると長続きしません。細かく管理して節約を積み上げるのは、残業と同じで時間とメンタルのコストがかかります。それが嫌で残業を減らして年収を下げたのに、家計管理で同じことをやってたら本末転倒ですよね。

年収より平穏を選ぶというのは、家計の運用も同じです。ざっくりした仕組みを作って、あとはほったらかす。完璧を目指さない。そっちのほうが結果的に続きます。

頑張らない家計が一番続く。まあ、そのiDeCoだけは重い腰を上げないといけないんですが。

NISAは証券口座さえ作ってしまえば後は本当に何もしません。自分が口座を作ったときの話や、米国か全世界かで迷ったときの考え方は別記事にまとめます。