プライム上場大手を4ヶ月で辞めた直後、転職活動を再開しました。
第2記事で書いた、退職代行で逃げた直後の話です。

「4ヶ月で辞めた人を採る会社はあるのか?」と当時は不安でした。
結論から言うと、ありました。
今いる5社目です。

今日は、その面接で実際に聞かれた質問と、どう答えたかの話です。

在職中から動いていた

正直に書きます。
退職代行を使った時点で次の転職活動を始めたわけじゃない。
プライム上場大手にいた4ヶ月のあいだに、もう動き始めていました

2024年5月の日記より。

昼前にリクルートエージェント2発目
求人のすり合わせ見たいな
まあすぐ終わったわ

dodaの電話面談
咳払いうざかったな!
会話弾まなくて草

退職代行を使うのは5月末。
その3週間前には、もう次のエージェントと電話面談をしていました。

順番として、こうです。

  • 4月:課長面談で「やめようかな」がはっきりした
  • 5月前半:エージェントに登録し直し、面談開始
  • 5月後半:出張先の決定打、腹痛、退職代行
  • 6月:5社目(現職)の面接、内定、入社

「辞めてから動く」という選択肢もあったけど選びませんでした。
理由は無職期間を長くしたくなかったから。
それと収入ゼロの不安が判断を鈍らせるとわかっていたから。

きつい時期に転職活動を始めるのはしんどい。
ただ、しんどい時期に動き始めないと転職先の選択肢が一気に狭まります。

一次面接:社長・支社長・人事部長の3人がかり

5社目の一次面接の話です。

(現職会社)の一次面接
社長、支社長、人事部長
いや社長て!!笑
会社説明からのふつうの面接
社長の話はなげえ
出張と残業が多いのかねえ

一次面接でいきなり社長が出てきました。

現職はプライム上場の親会社を持つ100%出資子会社、規模はそれほど大きくありません(100人程度)。
それでも一次から社長が出てくるのは、自分の感覚では珍しかった。

面接の流れは、こうでした。

  • 会社説明(社長が長めに話す)
  • 自己紹介・職務経歴
  • 短期離職についての確認
  • 業務適性についての質問4つ
  • 逆質問

このうち「短期離職についての確認」と「業務適性についての質問4つ」が、短期離職者にとって本番です。

実際に聞かれた質問4つ

正直に書きますが、3年前の話なので、質問の細かいニュアンスまでは覚えていません。
ただ、骨格になっていた質問は4つでした。

  • 短期離職の理由
  • 休日出勤・出張に抵抗はないか
  • 車の運転は問題ないか
  • お酒は好きか

短期離職の理由だけが「過去の話」で、残り3つは全部「これからの働き方」の質問です。

面接にいた支社長は今の自分の上司です。
後で当時の面接のことを聞いたら、「人柄を知りたかった」と言っていました。
職務経歴より、生活面の適性と人柄を見ていた、ということだと思います。

質問本音面接での答え方
①短期離職の理由4ヶ月で辞めた実感
、課長「自分で考えろ」
、妻に「限界」と言われた
①関西転勤+結婚予定
②中途即戦力文化+サポート不足
家族の言葉を1つ引用する
②休日出勤・出張の抵抗休出はやりたくない
出張は月1〜2回ならOK
出張:問題ありません
休出:年数回なら可、継続的なら相談させてください
③車の運転AT限定、不安はゼロではないAT限定、社用車運転は問題なし
長距離も対応可能と伝える
④お酒は好きか好き
飲み会も参加OK
好きです!会社の飲み会も参加します!
「結構飲み会とかあるんですか?」と逆に聞く
短期離職者が聞かれた質問4つ×答え方の指針

それぞれ、どう答えたかを書きます。

質問1:短期離職の理由

これがいちばん緊張する質問です。
4ヶ月で辞めた事実は変えようがない。
変えられるのは、伝え方だけ。

実際にはこう答えました(こちらはデータが残っていたので原文ママ)。

今回、転職を考えた理由は2点あります。
1点目は、入社後すぐに関西への転勤を知らされたことです。
直近で結婚の予定があり、突然の転勤は難しい状況でした。ただ、将来的には転勤も可能です。

2点目は、精神的に追い詰められたことです。
前職の面接時に品質保証の経験が浅いことは伝えていましたが、入社後は「中途はできて当たり前」という雰囲気でした。もちろん、わからない部分は周りに質問したり、自分で調べたりしました。しかし、課長や先輩も配属されてから1年程度であり、十分なサポートを得られませんでした。
そのため、知識が不十分なまま社内やお客様へ説明することを求められ、精神的な負担になりました。最終的に、同居人から心身に限界が来ていると心配され、本当にまずいと感じたため、短い期間ですが退職を決意しました。

この答えのポイントは、3つあります。

① 2点に分けた
「結婚予定で関西転勤が難しかった」というやむを得ない事情を1点目に置く。
これだけで「自分から逃げただけ」の印象が薄れます。

② 自分のせいだけにしない
中途即戦力文化と、サポート不足という会社側の事情を入れる。
ただし会社批判の口調にしない。
事実として「サポートが得られなかった」と淡々と述べる。

③ 家族の言葉を引用する
「自分が辞めたかった」ではなく「家族に心配された」。
これ、効きます。
人を心配させるレベルだった、というのは1人の主観じゃなくなる。

本音はもっと汚かった。
日記の本音は第1記事に書きました。
ただ、面接でそのまま出すと選考に通らない。
嘘はつかない、ただし建前として再構成する、これが面接対応の現実解です。

質問2:休日出勤・出張に抵抗はないか

現職の場合、月1〜2回の出張があり、納期前に休日対応が稀に発生する。
だから採用側はこの2つを聞きました。

正直に言うと、休日出勤はあまりやりたくない。
ただ、月1〜2回の出張は、まあ大丈夫。

答えとしては、こうです。

月1~2回の出張は問題ありません。前職でも出張対応はしておりました。
休日出勤は、緊急対応として年数回であれば対応可能です。継続的に発生する形であれば、家庭の事情も含めて相談させてください。

「全部いやじゃないです」と言うと嘘になる。
「無理です」と言うと採用されない。
ラインを引いて答えるのがコツです。

「年数回なら可」「継続的なら相談」と、自分が許せる範囲を先に提示する。
こうしておくと、入社後に「話が違う」が起きにくい。

質問3:車の運転は問題ないか

現職では社用車で取引先を回るので、運転NGだと業務が成立しません。
だから運転についての質問はマストだった、と入社後に納得しました。

ここは正直に答えました。

AT限定免許です。
社用車の運転は問題ありません。長距離も対応可能です。

ここで「ペーパーです」とか「あまり運転しないので不安です」と言うと、選考から外れる可能性が高い。

質問4:お酒は好きか

これは意外でした。
お酒の好き嫌いを聞かれたのは初めてです。

答えはこうです。

好きです!会社の飲み会でも全然参加します!
結構飲み会とかあるんですか?

これは正直に、酒は好き。
飲み会も基本ウェルカム。
逆に「結構飲み会あるんですか?」と聞き返す余裕もありました。

現職に入ってから気づいたけど、工場系の小規模拠点だと飲み会の頻度がそこそこあります。
社員旅行も生きてる現場もある。

質問の意図はたぶん、「うちの文化に合うか」の確認だった。
飲めない、飲み会苦手と答えていたら、文化的に合わないと判断される可能性があったんだと思います。
酒好きで助かりました。

内定→一晚悩んで断る→撤回して受諾

面接後、わりとすぐに内定が出ました。

ただ、ずっと同じ頃、実は3社目の元上司から連絡が来ていました。

うちにもどってくるか?
その気があるなら工場長に掛け合ってみるよ

辞めた会社の元上司からの、まさかの打診。
即「お願いします!」と答えました。
6年いた職場、勝手はわかってる、年収450万で休日出勤も残業もほぼなしの環境。
現職(休日出勤や残業もある)と比べたら、明らかに3社目復帰のほうが楽。

そこで現職(5社目)の内定をどうするか、迷いに迷った。

(現職)をどうしようか悩んでた
休日出勤やら残業やら、ね!
悩んで断った

工場長からの回答を待たないまま、朝イチで現職の内定を辞退しました。
3社目に戻る可能性に賦けた、というやつ。

そしてその後、3社目の元上司から連絡。

やっぱ無理だった。

工場長の回答は「無理」。
おいおいおい!!!!!!笑
辞めた会社に戻る、なんて都合のいい話はない。

ここで初めて焦りました。
辞退した内定が、唯一の選択肢だった。

そのあと(エージェント)から連絡
内定断っちゃったよ!!!笑
朝イチ断ったけど、エージェントが、あと1日あるし悩めばって止めてくれた
焦ったーーー
きいた質問全部答えてくれた!笑

エージェントに「やっぱり辞退を取り消したい」と相談したら、
「あ1日待って、もう少し悩んでみてください」と止められた。
そこから半日かけて、不安に思っていた質問を全部エージェント経由で会社にぶつけてもらいました。

休日出勤の頻度、出張の範囲、残業の実態、フレックスの運用。
全部答えが返ってきました。

結局、こう書いて締めくくっています。

俺はたぶんどこの会社に行っても文句言うわ
だからもういいよがんばってみよう
(神奈川)だしね

これが、4回転職した男の最後の意思決定です。
完璧な会社は存在しない、と自分でも論めがついていた。
であれば、神奈川県内・通勤短い・転勤なし、この条件が揃ってる時点で十分だ、と。

まとめ:短期離職の面接で押さえるべき4つ

経験から言える結論はこうです。

  • 短期離職の理由は「2点構成」で:やむを得ない事情+会社側の事情。自分の責任だけにしない、ただし会社批判の口調にしない
  • 家族の言葉を1つ引用する:主観を客観に変える効果が大きい
  • 生活面の質問にはラインを引いて答える:全部YESも全部NOも避ける
  • 内定後に不安があれば、エージェント経由で全部質問する:遠慮しないでいい、それがエージェントの仕事

そして、最後にこれが一番大事です。

完璧な会社は存在しない。妄協ラインを先に決めてから動く

5社経験して、これだけは確信を持って言えます。

次回予告

ここまで何度かエージェントの話が出てきました。
4回の転職活動で、マイナビ転職、リクルートエージェント、doda、マイナビエージェント、パソナキャリア、リクナビ転職、ハローワークの7媒体を使い倒しました。

どれが良かったか、どれがいまいちだったか、工場勤務QA視点で次回ぶっちゃけ評価します。